上場投資信託(ETF)は、主要指数に連動する運用や、経験豊富な運用者によるアクティブ運用を通じて市場平均を上回る成果を狙うなど、低コストで多様な投資戦略を実践できる手段として広く利用されている。オープンエンド型の投資信託と異なり、ETFは取引時間中であればいつでも市場で売買できる点も特徴である。
2026年第1四半期のパフォーマンス首位となったETFは、テクノロジー株カテゴリの「NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信」 (200A)」、第2位は日本大型グロース株カテゴリの「グローバルX 日経平均株主還元40-日本株式 ETF」(465A)であった。
※ 本稿はモーニングスター。ダイレクトのデータを用いて、自動生された英文原稿を人間が校閲し、機械翻訳を経て人間が校閲した後に掲載しています。
高パフォーマンスETFの選定方法:ETFを評価する際には、複数の市場サイクルを通じた長期的なリターンに注目することが基本となる。ただし、短期的なパフォーマンスにも、その運用戦略が内包するリスク特性やバイアスを読み取るための有益な情報が含まれている。
本稿では、第1四半期に最もパフォーマンスが良かったETFを抽出するため、日本国内で販売されているモーニングスターの「株式型」に属するETFを対象にスクリーニングを行った。資産総額が5,000万米ドル(40億円)未満のETFを除外し、さらにブル・ベア型などモーニングスターで「トレーディング型」カテゴリに分類されるファンドは対象外とした。トレーディング型は、短期売買向けの投資商品であり、長期投資には適さないためである。
選定対象となったETFのうち、6本が「日本大型バリュー株型」に属しており、同カテゴリの第1四半期の平均上昇率は6.21%であった。
<2026年第1四半期の高パフォーマンスETF Top10>
- NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信 (200A)
- グローバルX 日経平均株主還元40-日本株式 ETF (465A)
- グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF (2644)
- iFreeETF TOPIX高配当40指数 (1651)
- 上場インデックスファンド日経平均高配当株50 (399A)
- NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 (1489)
- NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信 (2084)
- グローバルX MSCI キャッシュフローキング-日本株式 ETF (234A)
- PBR1倍割れ解消推進ETF (2080)
- NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 (1577)
下のグラフはTop3ETFの第1四半期の実績である。青は1位の「NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信」、赤は2位の「グローバルX 日経平均株主還元40-日本株式 ETF」、黄色は3位の「グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF」である。
<高パフォーマンスETFの指標>
NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信(野村アセット)
- モーニングスター・レーティング:該当なし
- 経費率:0.25%
- モーニングスターカテゴリ:株式・テクノロジー
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:レーティングなし
純資産総額291億円の「NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信 」は、当四半期に19.39%上昇し、第1四半期で最も高いパフォーマンスを示した。日経半導体株指数に連動を目指すパッシブ運用のETFで、株式・テクノロジー型に属している。当ETFは、第1四半期にカテゴリ平均である-5.02%を24.4%も上回った。過去1年間では+105.73%を記録し、同カテゴリ平均+38.12%を大幅に上回り、同期間の上位1%に入っている。
モーニングスター・メダリスト・レーティングは未取得である。
グローバルX 日経平均株主還元40-日本株式 ETF(グローバルX)
- モーニングスター・レーティング:該当なし
- 経費率:0.3025%
- モーニングスター・カテゴリ:日本大型成長株株式
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:レーティングなし
純資産総額100億円の「グローバルX 日経平均株主還元40-日本株式 ETF」は、第1四半期に14.93%上昇し、同四半期で2番目に高いパフォーマンスを示した。「日経平均株主還元株40指数(トータルリターン)」に連動を目指すパッシブ運用型のETFで、「日本大型成長株型」カテゴリ平均である+2.76%を上回った。当ファンドは2025年11月に設定されたため、1年間の実績はまだない。
モーニングスター・メダリスト・レーティングは未取得である。
グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF(グローバルX)
- モーニングスター・レーティング:★★★★
- 経費率:0.7%
- モーニングスター・カテゴリ:株式・テクノロジー
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:レーティングなし
純資産総額497億円の「グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF」は、第1四半期に+11.98%のリターンを示し、第3位となった。「FactSet Japan Semiconductor Index(配当込み)」に連動を目指すパッシブ運用のETFで、「株式・テクノロジー型」平均の-5.02%を大幅に上回った。過去1年間では+88.39%と、カテゴリ平均の+38.12%を上回り、同期間において上位11%に入っている。
モーニングスター・メダリスト・レーティングは未取得である。
iFreeETF TOPIX高配当40指数(大和アセット)
- モーニングスター・レーティング:★★★★★
- 経費率:0.3%
- モーニングスターカテゴリ:日本大型バリュー株
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:「銀(Silver)」
純資産総額1,078億円の「iFreeETF TOPIX高配当40指数」は、第1四半期に+10.50%の上昇を示し、同四半期で第4位の高パフォーマンスETFとなった。「TOPIX高配当40指数(配当込み)」に連動を目指すパッシブ運用型のETFで、「日本大型バリュー株型」カテゴリ平均である+6.21%を上回った。 過去1年間では、+45.41%となり、同カテゴリ平均である+39.73%を上回り、同期間において上位15パーセンタイルに入っている。
「iFreeETF TOPIX高配当40指数 」は2017年9月に設定され、モーニングスター・メダリスト・レーティングで「銀(Silver)」を獲得している。
上場インデックスファンド日経平均高配当株50(アモーヴァ)
- モーニングスター・レーティング:N/A
- 経費率:0.165%
- モーニングスターカテゴリ:日本大型バリュー株
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:レーティングなし
第1四半期で5番目にパフォーマンスが良かったETFは、純資産総額552億円の「上場インデックスファンド日経平均高配当株50」である。「日経平均高配当株50指数」に連動を目指すパッシブ運用を行うETFで、当四半期のリターンは+9.01%となり、「日本大型バリュー株型」のカテゴリ平均+6.21%を上回った。「上場インデックスファンド日経平均高配当株50」は2025年7月に設定されため、1年間の運用実績はまだない。
モーニングスター・メダリスト・レーティングは未取得である。
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(野村アセット)
- モーニングスター・レーティング:★★★★
- 経費率:0.37%
- モーニングスターカテゴリ:日本大型バリュー株
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:「金(Gold)」
純資産総額5,715億円の「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」は、第1四半期に+8.93%のリターンとなり、高パフォーマンスETFの第6位であった。「日経平均高配当株50指数」に連動を目指すパッシブ運用のETFで、「日本大型バリュー株型」のカテゴリ平均である+6.21%を上回った。過去1年間では+38.96%と、同カテゴリ平均である39.73%とほぼ同水準のパフォーマンスを示し、同期間において57%に位置している。
「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」は2017年2月に設定され約9年の運用実績を持つ。同ETFはモーニングスター・メダリスト・レーティングで「金(Gold)」を獲得している。
NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(野村アセット)
- モーニングスター・レーティング:-
- 経費率:0.57%
- モーニングスター・カテゴリ:日本小型株・中型株バリュー株式
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:「銅(Bronz)」
第1四半期に7番目に高いパフォーマンスを記録したETFは、純資産総額135億円の「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」であった。このETFはアクティブ運用型ETFで、当四半期に+8.20%のリターンを示した。「日本中小型バリュー株」のカテゴリ平均である+4.38%を上回った。 過去1年間では+49.29%のリターンを示し、カテゴリ平均である+36.96%を上回り、同期間において上位10%に入っている。
「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」は2023年9月に設定され、モーニングスター・メダリスト・レーティングで「銅(Bronz)」を獲得している。
グローバルX MSCI キャッシュフローキング-日本株式 ETF(グローバルX)
- モーニングスター・レーティング:N/A
- 経費率:0.37%
- モーニングスターカテゴリ:日本大型バリュー株
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:「銀(Silver)」
純資産総額167億円規模の「グローバルX MSCI キャッシュフローキング-日本株式 ETF」は、第1四半期に8.05%の上昇となり、同四半期の高パフォーマンスETFの第8位となった。「MSCI Japan IMI High Free Cash Flow Yield 50 Select Index(配当込み)」に連動を目指すパッシブ運型のETFで、同四半期の「日本大型バリュー株型」カテゴリ平均の+6.21%を上回った。過去1年間では+42.77%の上昇を記録し、同カテゴリ平均である+39.73%を上回り、同期間において上位35%に入っている。
「グローバルX MSCI キャッシュフローキング-日本株式 ETF」は2024年8月に設定され、モーニングスター・メダリスト・レーティングで「銀(Silver)」を獲得している。
PBR1倍割れ解消推進ETF(シンプレクス)
- モーニングスター・レーティング:N/A
- 経費率:1.13%
- モーニングスターカテゴリ:日本大型バリュー株
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:「中位(Neutral)」
純資産総額128億円の「PBR1倍割れ解消推進ETF」は、第1四半期に+7.91%のリターンを示し、高パフォーマンスETFの第9位となった。PBR1倍割れの企業をユニバースとして分散投資を行うアクティブ運用のETFで、「日本大型バリュー株型」の平均リターンである+6.21%を上回った。過去1年間では+44.30%上昇し、カテゴリ平均である+39.73%を上回り、同期間において21%に入っている。
「PBR1倍割れ解消推進ETF」は2023年9月に設定され、モーニングスター・メダリスト・レーティングで「中位(Neutral)」の評価を受けている。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(野村アセット)
- モーニングスター・レーティング:★★★★
- 経費率:0.38%
- モーニングスターカテゴリ:日本大型バリュー株
- モーニングスター・メダリスト・レーティング:「金(Gold)」
第1四半期高パフォーマンスETFの第10位は、純資産総額2,177億円の「NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信」であった。「野村日本株高配当70(配当含む)」に連動を目指すこのETFは、第1四半期に7.64%のリターンを示し、「日本大型バリュー株型」のカテゴリ平均である6.21%を上回った。過去1年間では+42.35%上昇し、カテゴリ平均である+39.73%を上回り、同期間において44パーセンタイルとなっている。
「NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信」は2013年3月に設定され、モーニングスター・メダリスト・レーティングで「金(Gold)」を獲得している。
ETFとは?
上場投資信託(ETF)は、個別株式と同様に取引所で売買される投資商品である。従来型の投資信託(オープンエンド型ファンド)が1日1回の基準価額で取引されるのに対し、ETFは市場が開いている間は常に売買が可能である点が大きな違いである。
当初は指数連動型が主流だったが、近年ではアクティブ運用型ETFも増加している。投資対象は株式、債券、商品、そして暗号資産など多岐にわたり、幅広い資産クラスへの投資手段として普及している。◇
※ 本稿は、情報提供のみを目的としており、特定の金融商品、銘柄などを推奨するものではありません。投資における判断は、ご自身の投資目的、投資期間、資金性格、投資への姿勢などを勘案して、ご自身の責任において慎重に行ってください。

