Berkshire Hathawayの発表
2026年9月18日、Berkshire Hathaway(BRK.B)の会長兼元最高経営責任者(CEO)であるウォーレン・バフェット氏は、同社における積極的な関与からさらに一歩退き、息子のハワード・バフェット氏が同社の取締役会の新会長に就任すると発表した。
<重要なポイント>
2025年末に最高経営責任者を退任して以来、バフェット氏はBerkshire Hathawayの投資活動に引き続き積極的に関与するほか、後継者のグレッグ・アベル氏にとっての助言役となっていた。モーニングスターは、バフェット氏が「名誉会長」という新たな役職に就きつつ、引き続き取締役を務めながら、大きな変化は生じないだろう。
- 株主宛ての書簡の中で、バフェット氏は、最近96歳の誕生日を迎えたこと、そして「歳月は私に寛大だったが、最後には必ず時の神が勝つ」と述べている。バフェット氏は、同社はアベル氏の下で極めて良好な体制にあると確信しており、Berkshire Hathawayの他の投資家と共に、今後も株主であり続けることを楽しみにしていると語った。
- バフェット氏はまた、アベル氏に対する期待は当初から高かったものの、同氏はその期待を上回り、ここしばらくの間、重要な意思決定のほとんどを行ってきたと指摘した。そうは言っても、われわれは、依然としてアベル氏はBerkshire Hathawayの成功要因を強調し、現状維持に重点を置いてきた一方で、課題の解消やリターン向上に向けた取り組みについては、それほど積極的に推進してこなかったと感じている。これら2つの点こそが、長期的に見て株主がアベル氏を評価する基準となるだろう。
<結論>
われわれの見方が間違っている可能性もある。アベル氏はすでに、長期的にその役職で成功するために必要だと当社が考えていることの多くを、実行しているのかもしれない。株式への投資拡大や、最近ではM&Aや自社株買いを再び活発化する動きなど、いずれも正しい方向への動きであると評価できるが、同社の増加し続ける現金残高を抑制する効果はあまり見られない。
モーニングスターは、Berkshire Hathawayについて、株1株あたりの適正価値推計値をA株765,000ドル、B株510ドルで維持する。
- 当社は、Berkshire Hathawayの株式は現在ほぼ適正な水準にあると見ている。同時に、大幅な売りが発生していないことは、プラス要因と言える。◇
<モーニングスターによる主要指標>
- 適正価値推計値:510ドル(クラスB)、765,000ドル(クラスA)
- モーニングスター・株式レーティング:★★★(中立)
- エコノミック・モート・レーティング:「狭い(Narrow)」
- 不確実性レーティング:「低い(Low)」
- 資本配分レーティング:「模範的(Exemplary)」
※ 本稿はモーニングスターの「Berkshire Hathaway: Warren Buffett Takes Another Step Back; Howard Buffett Elected Chairman」をモーニングスター・ジャパンが翻訳したものです。原文と翻訳に相違がある場合は原文が優先されます。
※ 本稿は、情報提供のみを目的としており、特定の金融商品、銘柄などを推奨するものではありません。投資における判断は、ご自身の投資目的、投資期間、資金性格、投資への姿勢などを勘案して、ご自身の責任において慎重に行ってください。

