AppleAAPLは9月9日、超薄型のiPhone Airを含むiPhone 17の新ラインナップを発表した。また、Series11とUltra3を含むApple Watchのラインナップと、AirPods Pro 3も併せて発表した。
<モーニングスターの主要指標>
- 適正価値推計値:210ドル
- モーニングスター・株式レーティング:★★(割高)
- エコノミック・モート・レーティング:「広い(Wide)」
- 不確実性レーティング:「中程度(Medium)」
<モーニングスターの見解>
iPhone17シリーズはモーニングスターの想定通り、Appleの主力製品としてたゆまぬ進化を続けている。新Airモデルは魅力的だが、我々はこの新しいフォームファクターがiPhoneの出荷台数を跳ね上げる起爆剤になるとは期待していない。
- Appleは、ライブ翻訳やビジュアル・インテリジェンス機能など、既存の人工知能(AI)機能を強調した。モーニングスターはAppleのAI機能を評価しているものの、これらはあくまでも緩やかな進歩に過ぎないと捉えている。我々は、Siriの大幅な刷新や、Google Geminiとの提携によって販売台数が伸びに転じる展開を期待している。
- Appleのハードウェア、ソフトウェアのデザインは引き続き他の追随を許さないものである。iPhone 17シリーズは順当な進化に留まるものの、Appleの競争力の源泉である強力なiOSエコシステムを強化するものである。
<結論>
Appleはモーニングスター・エコノミック・モート・レーティングで「広い(Wide)」を獲得しているが、適正価値推計値は210ドルで据え置く。iPhoneの長期的な販売台数の伸びは引き続き鈍化傾向にあり、新モデルAirもポジティブな起爆剤とまでは言えない。同社の株式は今回の発表を受けて日中2%下落したが、それでもまだやや割高な水準にあると我々は考えている。
- iPhoneの売上高成長率は過去10年間は年率7%だったが、当社では2029年度までの成長を年率5%と予想している。これは、中国からの継続的な成長の逆風と、世界的な消費者の買い替えサイクルの長期化を前提としている。
<今後の展開>
今回発表されたAppleの新製品はすべて9月19日に発売され、当社の売上高を押し上げる典型的な季節要因になるだろう。7-9月期においては新製品の売上貢献が12日間だけのため前四半期比で若干の増収となり、10-12月期には前四半期比で大幅な増収となることが見込まれる。◇
<Appleの株価とモーニングスター適正価値推計値>
※ 本稿はモーニングスターのエクイティ・アナリスト、ウィリアム・カーウィンによる記事「Apple’s New Air Model Is Attractive, but Unlikely To Spur Big Growth」をモーニングスター・ジャパンが翻訳したものです。原文と翻訳に相違がある場合は、原文が優先されます。
※ 本稿は、情報提供のみを目的としており、特定の金融商品、銘柄などを推奨するものではありません。投資における判断は、ご自身の投資目的、投資期間、資金性格、投資への姿勢などを勘案して、ご自身の責任において慎重に行ってください。

