モーニングスターでは2026年3月12日(木曜日)に、『モーニングスター・アワード2026』の授賞式を実施し、最優秀運用会社1社、ならびに5部門からなる部門別ファンド・アワードの最優秀・優秀ファンド計15本を発表しました。
本アワードは、モーニングスターが世界各地域で実施している“Morningstar Awards for Investing Excellence”(モーニングスター・アワード・インベスティング・エクセレンス)の一環で、日本でも世界各地域と同じメソドロジーを用いて実施されるものです。部門別ファンド・アワードでは、昨年1年間に高いリターンを提供しただけでなく、長期にわたって投資家に十分な貢献をし、今後も同様の結果を提供し続けると考えられるファンドを表彰することを目的としています。
選定にあたっては、過去のパフォーマンスとリスクを組み合わせたスコア(過去5年までの期間を使用)に加え、モーニングスターのファンドに対する将来の見通しを勘案した評価であるモーニングスター・メダリスト・レーティング™を組み合わせて選定されます。表彰部門については、個人投資家の資産配分においてコアとなり得る資産クラスおよびカテゴリに基づき設定しています。従って、小型株に特化していたり、テーマ型ファンドのようなトレンドを追い求めるようなファンドは、表彰部門には含まれていません。
今回の記事では、日本株式部門、世界株式部門の受賞ファンドを紹介します。
最優秀運用会社ならびに受賞全ファンド一覧は、以下の記事をご覧ください。
日本株式部門
最優秀ファンド: iシェアーズ・コア 日経225ETF
運用会社:ブラックロック・ジャパン
モーニングスター・カテゴリ: 国内株式・大型成長型
メダリスト・レーティング: 銅(Bronze)
アナリストのコメント
東証プライム市場に上場する225銘柄で構成される日経平均株価(日経225)に連動する上場投資信託(ETF)です。日経225は市場時価総額の約80%をカバーしており、日本を代表する大型株への幅広い投資機会を提供しています。同ETFは完全法により指数の構成銘柄すべてを指数と同じ比率で保有しています。
運用チームはAPACインデックス株式運用チームの一員であるブラックロック・ジャパンの株式インデックス運用部が担当しており、ブラックロック独自のプラットフォーム「Aladdin」を基盤とした強固な運用インフラが強みです。
運用担当者の評価は「平均以上」を付与しています。パフォーマンス面では、直近3年・5年・10年のいずれにおいてもリスク調整後リターンがカテゴリ平均を上回っており、同カテゴリのETF・インデックスファンドの中でも最安水準にある運用費用がこの長期的な競争力を支える主要因のひとつとなっています。
(担当アナリスト: 橋本 直子)
優秀ファンド: iシェアーズ・コア TOPIX ETF
運用会社: ブラックロック・ジャパン
モーニングスター・カテゴリ:国内株式・大型ブレンド型
メダリスト・レーティング: 金(Gold)
アナリストのコメント
日本株式市場を代表する株式指数であるTOPIX(東証株価指数)に連動する上場投資信託(ETF)です。約1,700社の日本企業を対象とする時価総額加重平均型の指数であり、日本の株式市場全体を幅広く正確に捉えています。同ETFは完全法により指数の構成銘柄すべてを指数と同じ比率で保有しています。
運用チームはAPACインデックス株式運用チームの一員であるブラックロック・ジャパンの株式インデックス運用部が担当しており、ブラックロック独自のプラットフォーム「Aladdin」を基盤とした強固な運用インフラが強みです。
運用担当者の評価は「平均以上」を付与しています。パフォーマンス面では、直近3年・5年・10年のいずれにおいてもリスク調整後リターンがカテゴリ平均を上回っており、同カテゴリのETF・インデックスファンドの中でも最安水準にある運用費用がこの長期的な競争力を支える主要因のひとつとなっています。
(担当アナリスト: 橋本 直子)
優秀ファンド: 大和住銀DC国内株式ファンド
運用会社:三井住友DSアセットマネジメント
モーニングスター・カテゴリ:国内株式・大型割安型
メダリスト・レーティング: 銅(Bronze)
アナリストのコメント
日本の大型割安株を中心に投資するアクティブ・ファンドです。ボトムアップ・アプローチにより、PBRなどの単一指標に捉われず、収益性と成長性を重視しながら企業価値向上が見込まれる割安株に重点を置いた銘柄選択を通じて超過収益の創出を図っており、運用プロセスの評価は「平均以上」を付与しています。
主担当の下西ノ園慎一氏は20年以上にわたり同戦略に携わり、運用プロセスの開発においても重要な役割を果たしてきた同社のベテランであり、その深い戦略理解と実績を踏まえ、運用担当者の評価は「平均以上」を付与しています。パフォーマンス面では、直近3年・5年・10年のいずれにおいてもカテゴリ平均およびカテゴリ指数を上回る運用成果を上げており、長年の実績に裏打ちされた堅固なプロセスがその競争力を支えています。
(担当アナリスト: 橋本 直子)
世界株式部門
最優秀ファンド: パインブリッジ・ワールド株式・オープン
運用会社: パインブリッジ・インベストメンツ
モーニングスター・カテゴリ:外国株式・世界型
メダリスト・レーティング: 銅(Bronze)
世界各国の株式市場を投資対象として、バリューアプローチにより割安銘柄を発掘し投資するファンドです。ブランデス・インベストメント・パートナーズ・エルピーに運用の指図に関する権限の一部を委託します。
直近1年、3年、5年の全ての期間でカテゴリ内の上位25%に入る運用実績(リターン)を記録し、特に1年のリターンは上位5%内とカテゴリ内で最上位の水準に位置しました。同期間でプラスのアルファを創出しています。また、リスク水準も3年でカテゴリ内で相対的に低い数値を記録しました。
(アナリストカバー対象外、Morningstar AI Assistantの分析結果をもとにコメントを作成。)
優秀ファンド: iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本)ETF
運用会社:ブラックロック・ジャパン
モーニングスター・カテゴリ: 外国株式・世界型(除く日本)
メダリスト・レーティング: 銀(Silver)
アナリストのコメント
日本を除く先進国22カ国の大型・中型株を対象とする時価総額加重平均型の指数であるMSCIコクサイ・インデックスに連動し、グローバル株式市場の約85%を幅広く正確に捉える上場投資信託(ETF)です。 指数の構成銘柄を直接保有する完全法ではなく、4本のiShares ETFを組み合わせることでコスト効率に優れた方法でベンチマークの動きに連動させています。米国株式が資産の75%以上を占めることから、同指数のパフォーマンスは米国株市場の動向と密接に連動します。
運用チームはブラックロック・ジャパンの株式インデックス運用部が担当しており、「Aladdin」を基盤とした強固な運用インフラが強みで、運用担当者の評価は「平均以上」を付与しています。パフォーマンス面では、直近3年・5年のリターンがカテゴリ平均を上回っており、低い運用費用によるコスト優位性と近年の米国市場の好調がその競争力を支えています。
(担当アナリスト: 橋本 直子)
優秀ファンド: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
運用会社:三菱UFJアセットマネジメント
モーニングスター・カテゴリ: 外国株式・世界型
メダリスト・レーティング: 銀(Silver)
アナリストのコメント
23の先進国と24の新興国市場に上場する約2,600銘柄を対象とする時価総額加重平均型のMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動しており、世界の株式市場時価総額の約85%を幅広く正確に捉えるファンドです。同ファンドは完全法をベースとしつつも、日々のキャッシュフローに伴う売買や特定の状況下における取引は最適化法を用い、ベンチマークの構成銘柄の約99%を保有しています。
運用チームは、先進的な自動化技術を基盤とした強固な運用インフラが強みであり、運用担当者の評価は「平均以上」を付与しています。パフォーマンス面では、直近3年・5年のいずれにおいてもリスク調整後リターンがカテゴリ平均を上回っており、同カテゴリのインデックスファンドの中でも最安水準にある運用費用がこの長期的な競争力を支える主要因のひとつとなっています。
(担当アナリスト: 橋本 直子)
※優秀ファンドでの表示順は運用会社の五十音順、同一運用会社内ではファンド名の五十音順です。並び順による優劣はありません。また、メダリスト・レーティングやパフォーマンス等の情報は、2025年12月末基準です。

