6月の国内公募追加型株式投資信託への純資金流入額は2兆5,949億円(推計値)となり、前月から大きく増加しました。2025年秋以降は10ヵ月連続で1兆円を超える純資金流入が続いており、個人投資家による投資信託への資金流入は高水準を維持しています。株式市場の上昇も追い風となり、全体の純資産総額(残高)は207兆円を超えました。
資金流入の中心となったのは世界株式型ファンドです。6月の純流入額は約2兆円に達し、市場全体の資金流入の約8割を占めました。世界株式型への純流入は7ヵ月連続で1兆円を上回っており、新NISAを活用した長期・積立投資の広がりを背景に、世界株式への関心が引き続き高い状況です。
国内株式型ファンドにも資金が集まりました。日経平均株価が7万円台に到達するなど日本株市場が高値圏で推移するなかでも、国内株式型への純流入額は3,000億円を超え、前月から大幅に拡大しました。一方、債券型やREIT型は株式型ほどの勢いは見られませんでした。特に債券型では、資金流入の多くがラップ口座向けファンドに集中しており、個人投資家による積極的な買いが広がっているわけではありません。また、世界REIT型は資金流出が続いています。
過去1年間の純資金流出入額推移
ファンド別の純資金流入ランキングを見ると、低コストのインデックスファンドが引き続き上位を占めました。1位は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」で、6月の流入額は4,120億円に達しました。続いて「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が2,066億円を集めており、新NISAの定番商品への資金集中が続いています。
その一方で、アクティブファンドやテーマ型ファンドにも資金が流入しました。「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」や「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドDコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)」などの毎月分配型ファンドに加え、半導体や宇宙関連など成長分野に投資するファンドも人気を集めています。◇
2026年6月純資金流入額上位20ファンド
※ 本稿は、情報提供のみを目的としており、特定の金融商品、銘柄などを推奨するものではありません。投資における判断は、ご自身の投資目的、投資期間、資金性格、投資への姿勢などを勘案して、ご自身の責任において慎重に行ってください。

