7月の国内公募追加型株式投資信託への純資金流入額は、前月比約1,100億円増の2兆6,956億円(推計値)となりました。2025年9月以降、純資金流入額は11ヵ月連続で1兆円を超えており、個人投資家による投資信託への投資額は高水準を維持しています。
一方、7月は半導体やAI関連銘柄が軟調に推移し、日経平均株価が一時約10%下落するなど株式市場の調整をうけ、全体の純資産総額(残高)は前月比約2.2兆円減の約204兆円となりました。
資金流入の中心は、引き続き世界株式型ファンドです。7月の世界株式型への純流入額は8ヵ月連続の1兆円超となる1兆7,000億円に達し、市場全体の資金流入の約6割を占めました。新NISAを活用した長期・積立投資の資金が、引き続き世界株式型ファンドへ流入しています。
過去1年間の純資金流出入額推移
国内株式型ファンドでは、株式市場の下落局面で逆張りの投資行動が目立ちました。日経平均株価が約10%下落するなかでも、国内株式型ファンドは過去1年で2番目に高い5,564億円の純流入となりました。
一方、債券型は国内・世界ともに小幅な純流入にとどまり、その多くがファンドラップ向けファンドに集中しています。また、世界REIT型は資金流出が続き、7月は過去1年で最も大きい純流出額を記録しました。
個別ファンドを見ると、月間純資金流入額1位は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」で4,465億円、2位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で2,170億円でした。これらのファンドは、低コストで市場全体に分散投資できるインデックス・ファンドであり、新NISAにおいて高い人気を得ています。インデックス・ファンド全体への純流入額も約1兆5,000億円と、今年1月以来の高水準となりました。
なお、7月はテーマ型ファンドや新規設定ファンドにも資金が集まりました。7月末に新規設定された「野村構造変化日本株ファンド」は1,100億円超の資金流入で、国内株式型で最大の資金を集めました。また、米国のテクノロジー関連に投資する新設ファンド「JPモルガン・米国テクノロジー株式ファンド」も600憶円超の資金を集め、全体月間ランキングの7位となりました。◇
2026年7月純資金流入額上位20ファンド
※ 本稿は、情報提供のみを目的としており、特定の金融商品、銘柄などを推奨するものではありません。投資における判断は、ご自身の投資目的、投資期間、資金性格、投資への姿勢などを勘案して、ご自身の責任において慎重に行ってください。

